金曜日の仕事が終わってから、加治川ダムが工事中のため俎倉山登山口のゲートの辺りに車を停め、ダホンで赤谷林道の終点まで逝って、テン泊。
翌朝、湯の平登山道を歩く。
岩越し平を過ぎ、北俣川に掛かる橋の手前辺りのガレ場から飯豊川まで下る。
結構な傾斜なため、途中でザックを下へ投げて身軽になって降る。
少し上流の水位が低い所より、渡渉する。
対岸より降りてきた場所を撮影
川岸では、アブがかなりいた。
オーサンカイ尾根へ取り付くため、適当な崖を登る。
尾根上には、ナタ目が所々にある。
其のほか、くまのマーキング跡も見受けられる。
高度1100m辺りで、水の補給の為、ホウジョウ沢へ下降する。
水が冷たくて美味しい。
生きている実感を感じる。
上り返し、1188m地点でテントを設営
遠くに見えるのが烏帽子山だと思っていた….
翌朝、沢の方を見ると、すごい数のトンボが舞っていた。
ここからは、激藪行く手を阻む。
背丈を超える濃い藪のため、何もみえない。
そのため、沢に下降して沢を登る。
最初の分岐を左に、そのまま進むと、三方に枝分かれしている場所にでた、その場所の右岸より雑木につかまり、適当な尾根に取り付く。
稜線に出た。
あれが、烏帽子山だと思っていた….
頂上にて更に奥に何か見える。
あれが、本物の烏帽子山だ。
時間は、13時を回っている。
食料は2日分しかない。
残念だが、下山開始。
尾根を間違えたため、軌道修正するのに、時間が掛かり、テントに着いたのは、20時をすぎていた。
本当なら、今頃下山して温泉にでも浸かっているはずだった。
マルタイの棒ラーメンを一個茹でて食べ寝る。
翌朝、残りの棒ラーメンを頂き下山開始。
テン泊地点までは、所々踏み跡が残っており昨日に比べたら天国のようだ。
適当な場所より、飯豊川へ下降、渡渉し登山道へ出るため、ガレ場を登ると落石だ。
すぐ脇を落ちて行った
上を見ると、猿が何匹か顔を覗かせていた。
あの野郎。
なんとか、自転車をデポした場所までたどり着き、そこから車まで戻った。
人生で一番疲れた週末であった。