裏川 ナゴ沢

裏川突堤に車を停め、いつものように要所口までボサをかき分けてすすむ。

今回は、ブナ入ノ平を目指す。

要所口を越えると、踏み跡は見つからなくなってくる。

枝沢を越え赤岩沢を下降し、枝沢を渡渉すると、段丘が広がる。 ビバークポイントに最適な場所だ。

さらに、藪と踏み跡のミックスで進むと、石柱がある。

石柱

そこから、一時間ほど進むと、ナゴ沢の二俣が、はるか下方に見えた。 ここまで6時間の行程。 気温も高く、かなり疲れている。  下降して進んでも、ブナ入ノ平まで届くかもわからない、届いたとしても1日で帰って来れる気力が続かないと判断し、途中の段丘まで、戻った。

 案の定、休憩中にスマホが20メートルほど滑落したが、なんとか探しだし、ヘロヘロになりながら段丘に辿り着いた。 

美しいブナ林の段丘にタープを張り荷物も広げしばし横になる。 日が暮れる一時間ほど前に起き、釣りをするために本流へ下降する場所を探すが見つからなかった。 

近くの沢で水を汲み、パスタと袋麺、インスタントコーヒーを飲み、スマホで音楽を聞いていると、日が暮れた。

日が暮れて一時間ほどか、蚊取り線香を忘れたので、防虫ネットを被りタープの下で横になって寝た。

夜中、なんどか変な音が聞こえたが、疲れて動けないので、そのまま朝をむかえた。

5時半頃、朝日で目が覚める。 パスタとコーヒーで朝食をとり、要所口へ向かう、釣りをするため河原におりる。 一時間ほど竿を出したが釣れず、水を補給して休憩し裏川突堤へ戻る。 

毎回のことだが、渡渉するたびに靴が浸水し、足の皮がふやけ豆ができて痛い。  車までのヘツリ道、なんとか持ちこたえられた。

次回は、下降用のロープを持参してナゴ沢突破を試みたい。