飯豊山の稜線沿いは、殺人的な風と雷、雪が吹き荒れている場所だ。
風速は優に30メートルを超え、気温はー20度にはなる、そうすると体感的には、-30度近くになっている。
基本的に、視界ゼロでGPS便りに行動する場合が多い。 しかしGPSばかり見ていて手を動かさないでいると、直ちに手の毛細血管がやられて凍傷になってしまうような過酷な状況である。
現に、二年前に私の友人が稜線にて一時間もしないうちに、毛細血管をやられてしまった。
一度血管をやられると、もう元には戻らず、常に手が冷たい状態になってしまう。
手に血が通わないということである。
さらに、冷たい手がさらに過酷な環境にさらされると、簡単に凍傷が進行してしまう。
今日は、凍傷にならないための装備を紹介したいと思う。
まずは、ブラックダイアモンド ソロイストフィンガー
マイナス29度まで対応 価格1万円ほど。
まさに、頂上アタック向けのグローブだ、とても暖かい。
次に靴は、けっこうどこでも見かける、 スカルパ モンブランGTX 価格5万5千円ほど。
保温材入りで、とても暖かい。 標高3000M程まで対応するようだ。
足型が合えばぜひお勧めする。
おまけで稜線決戦用ゴーグル
モンベル アルパインゴーグルHD 8300円
まだ、実践では使っていないが、雨天、荒天状況で視界が良いそうだ。
ぜひ、試してみたい。