今季の飯豊、最高到達地点
新雪の中、弥平四郎より林道を歩く。
かなり湿った、新雪。
今年最後の大雪かもしれない。
約四キロ、登り始めるまでがながい。
林道上の標高615m地点より、登り始める。 場所に寄っては、傾斜により、胸までの雪を手で払い落としながら、膝でステップを作り登っていく。
4時間ほどのラッセルで宿泊地点についた。
飯を作り食べながらラジオを聞く。
明日も雪が降るようだ。
夜中、かなり風が吹きテントが歪む。
翌朝、30センチは積もったようで、テントのフライが埋まっていた。
飯を食いテントを畳み、上の越へ続く坂まで少し歩く。 湿った雪が重い。 三国小屋まで一日では着かないと判断し撤退をきめる。
下りは早いもので、それでも二時間ほど、雪崩に気をつけて林道まで下る。
二時間ほど林道を歩き弥平四郎集落へ到着。
今季最後の大雪可能性が高い、すべての体力を使い切った、ラッセル。
久しぶりの充実した山行であった。