飯豊川本流 

飯豊川本流を二週連続で黒沢まで遡行してみた。 8月19、20(天候不安定) 26.27(晴天)

湯ノ平温泉裏より、入渓する。一か月弱雨が降っていないせいで、本流にしては水位が低い。

最初は、河原が続く優しい渓相であったが、小滝を何個か登っていくと険しいゴルジュ地形が始まったかとおもうと、登れない滝が出たので、少し下がって左岸を巻き、福取沢出合いまで取りつく。

さらに進むとまた登れない滝が出てきて、ルートファインディングしていると、薄曇りからの雨で水が濁り始め、増水し始めたので、福取沢出合いの、巻いてきたブッシュ帯を這い上がり食事をとり、天候が回復するのを待つが、降ったり止んだりで、落ち着かない様子であったので、今週は撤退をきめ、少し増水した川を流されるように湯ノ平山荘へ戻り、宿泊し翌日帰路に着いた。

翌週、天候は完璧で遡行日和である。 

先週最終到達地点にて、巻き道をルートファインディングしていると、何カ所か登れそうなところがあったが、単独で安全が確保できないので、福取沢出合いまで戻って左岸を高巻きし黒沢出合いまで取りついた。 出合は、ゴルジュに豪快に流れ込んでおり、かなりの迫力であった。 二週間かけて目標地点まで頑張ってきた甲斐があった。

黒沢出合いからチョークストーン滝を超えると、また登れない滝が出てきたので、右岸の極細滝のクラックを空荷で登攀し、ザックを引き上げ、ブッシュ帯に出て休憩し、おおいんの尾根へ直登し登山道へ出て湯ノ平山荘小屋へ下山した。 山荘には八人程の常連達が、豪華な酒と飯を食っており、ごちそうになった。 朝飯もごちそうになり、皆で下山の途についた。

滝と、湯ノ平の仲間達との、良い思い出ができた山行であった。