大日岳(新潟)、飯豊山環状縦走 

2023 11月3.4.5日

11月3日 最高気温25度位 異常気象

弥平四郎集落先の登山口にて前泊し翌朝、上ノ越コースにて鏡山へ向かう。 駐車所には朝方何台か到着したが、皆飯豊本山方面へ向かったようだ。 上ノ越手前で二人組を追い越す。 3時間ほどで鏡山に着く。休憩し磐梯町の方と、無線通信していると、途中追い越した二人組が山頂まで登ってきた。 少し立ち話をする。

喜多方から初めて飯豊連峰に上ってきたという。 今回は、鏡山にてドローン撮影しに来たとの事。

山頂より、マナクボ沢右岸のマタギ道を阿賀町の実川まで下って行く。 標高900メートルほどで、ふみ跡に合流し、実川にでた。河原に降り、川の浅いところを渡渉し、オンベ松尾根に取りつく。

予定通り15時頃、標高1000m地点の月心清水の水場にて幕営する。ぬれた、靴下を脱ぎ木の枝に干したり、水を汲み、炊飯の準備をしたり、ビールを飲んでいると、上部より、音がする。 見上げると、登山者であった。

声をかけ、話をする。 新発田の方で、早朝に下の湯ノ島小屋をスタートし大日岳ピストンしてきたとの事、かなりの健脚である。 なぜか私の名前を知っていたので、尋ねると某SNSで知ったとの事だ。少し驚いた。 今日は湯ノ島小屋にとまるといって薄暗くなるころ、下山していった。

炊飯した、米にワカメふりかけそして、吉野家のフリーズドライ豚汁を飲むと、テントに入って寝入ってしまった。それでも、7時ごろか目が覚め空を見上げると、満点の星空が見渡せた。 

用を足し、テントの外でビールを開け飲みほすと、寒くなってきたので、テントに入りぐっすりと寝た。

翌朝、5時半頃かパンとコーヒー、そして袋麺をたべ出発する。昨日とうって変わって、肌寒く早川の突き上げを越え、牛首山に着くころには風が強くなってきた。 大日岳山頂にて無線通信をしていると、雨が降ってきた。ガスと雨の中、行動時間6時間にて、御西岳避難小屋に泊まることにした。

荷物路小屋に残置し、ガスの中。水を求めて下って行くと、本来の水場ではない沢に水がたんまりと流れていたので、汲み小屋に戻る途中、ガスのせいでプチ遭難してしまったが小屋に帰ることができた。

ビールを開け、炊飯の準備をしたり、無線通信をしていると、一局交信できた。 新潟市東区の方であった。 米を食ったり、柿の種を食べたり、していると寝入ってしまった。 二時間程経ったか、起き上がり二本目のビールを飲み乾し、日本酒を一合開ける。 さらにウイスキーをスキットル半分くらい飲みまた寝る。 夜中に尿意でめを覚まし、小屋の外にでると、雪が降っていた。

翌朝、かなり冷え込むが、小屋の温度計は6度と思ったより暖かい。

袋のカレーラーメン二つとコーヒーにパンを食べ出発。

ガスの中、飯豊本山を経由し本山小屋を下って行くと久しぶりに何人かの登山者とすれ違う、切合小屋に入り、湯を沸かし、コーヒーを飲み、三国小屋まで進む。

三国小屋にて、パスタとコーヒーで昼食をとる。 無線通信を試みるが反応なし、上ノ越を経由し、駐車場まで下山した。 

初日以外、天候が悪く、展望が良くはなかったが、飯豊山を環状縦走という変わった嗜好の登山ができ満足できた山行であった。 帰りに西会津町のスーパーで寿司や焼きそばにて、消耗した分思いっきり食べ、ロータスインのサウナで消耗した体を癒し帰路に着いた。